呉服と着物の魅力を語る

日本人には世界に誇れる民族衣装があります。それが呉服、つまり着物という世界でも類稀な民族衣装を持っているのです。

しかし私の友人や知人を見渡しても、あまり頻繁に呉服が着用されていないのが非常に寂しい現実なのです。世界を見渡しても、これほど繊細で手の込んだ民族衣装はないと言えます。糸を一本一本織り合わせ、繊細な模様を描き出したり、染色技術も高度で非常に微妙な濃淡を職人の手で施される訳なのです。呉服の模様も多岐にわたり、民族衣装でこれほど様々な模様を有しているものは世界中どこを探してもないと言えるのではないかと思っています。日本の成人女性を華やかに、艶やかに演出する振袖は模様の宝庫と言えるでしょう。振袖の生地自体に光の加減で模様が浮かび上がる綸子なども存在するのです。その綸子にさらに職人が手書きで模様を描いたり、刺繍を刺して模様を作り上げたり、絞り染めなどで繊細な模様を染め上げることもあるのです。辻が華模様は、振袖の模様でも、絞りの技術としても最高峰と言われ、その値段は数千万円に上ることもあるのです。まさに辻が花模様の振袖は、袖を通すことのできる国宝と言うことができるでしょう。また花嫁衣裳なども松竹梅、亀甲文様など非常に縁起の良いおめでたい模様が施されるのです。花嫁衣裳や振袖は模様が豪勢で華やかな模様がデザインされるものですが、一方で非常にシックで粋な呉服柄も存在するのです。紬などは着物の中でも粋なものとして捉えられているのです。大島紬などシックでありながら洗練された雰囲気が魅力であり粋の代表格と言えるのです。紬には縞柄などがあり、非常にモダンな雰囲気も漂うのです。昔は紬などは普段着であったものの、現代ではモダンなオシャレ着として確立しており、紬の値段も高騰しているのです。このように日本の着物、呉服には絢爛豪華な模様からシックで粋な模様まで様々存在するのです。自分の個性や雰囲気にあわせ、様々な模様からお気に入りの模様を見つけ、オシャレ着として着物をきる女性が増えていくことを私は願ってやみません。